SOLBIATI 1874|リネンから広がる創造の旅
1874年から続く織物の伝統
1874年、イタリア北部のブスト・アルシーツィオ(Busto Arsizio)で創業した Solbiati(ソルビアティ)。Michele Solbiati によって設立された織物工場は、当初、作業着に用いられるベルベットや厚手のコットン生地を中心に製造していました。世代を重ねるなかで、さまざまな繊維や織物技術へと領域を広げ、やがて高級リネン生地の分野で独自の地位を築いていきます。
リネンが芸術になるとき
大きな転機となったのは1970年代です。Vittorio Solbiati はリネンをブランドの中心素材に据え、それまでの自然な色合いやシンプルな織りにとどまらない、新たな可能性を追求しました。コットンやウールで親しまれていたストライプやチェック、多彩な色使いをリネンに取り入れることで、従来の夏向け素材というイメージを広げ、高級ファッションの世界に新しい表現をもたらしました。

こうした創造性は、Solbiati とイタリアのデザイン文化との関わりにも表れています。1980年代には、イタリアの現代美術とデザインを代表する芸術家 Bruno Munari(ブルーノ・ムナーリ) がブランドのビジュアルアイデンティティを手がけました。繊維の構造や織りの技術に着想を得た造形は、色彩、柄、質感のそれぞれが独自の表現を持つという、Solbiati の素材に対する考え方を映し出しています。
ビスポークを彩る革新的な生地
2000年代に入ると、Solbiati の生地はリネンとほかの繊維を組み合わせることで、季節を問わず楽しめる素材へとさらに進化しました。Art Du Lin、Prodige、Graffiti といったコレクションには、素朴な風合いや自然な色合いから、印象的な柄や複雑な織り組織まで、リネンの多彩な表情が見られます。リネン、コットン、ウールの組み合わせは、ドレープ性や柔らかさ、形状の保ちやすさにも変化をもたらし、仕立てる服の選択肢を広げています。
VBS Tailor では、Solbiati の高級生地を用いたビスポークテーラリングを通じて、さまざまな装いをご提案しています。温暖な気候に適した軽やかな一着から、印象的な柄や織りの質感を生かしたジャケットまで、お客様の体型、着用目的、好みに応じて素材を選定。丁寧な仕立てと身体の自然な動きが調和する一着へと仕上げていきます。


