VBS Tailorでは、スーツは単なる衣類ではありません。それは、精緻な職人技と、完璧なビスポーク体験をお届けしたいという情熱が融合した結晶です。
この8月、VBSは全てのビスポーク製品に対してフルキャンバス構造へのアップグレードプログラムを実施いたします。
これは、これまでご愛顧くださったお客様への感謝の気持ちを込めた特別なご案内です。
BESPOKEにおけるフルキャンバス構造とは何でしょうか?
高級テーラリングの世界において、「キャンバス」とは、ジャケットの表地と裏地の間に挟まれる中間層のことで、通常は馬の毛、圧縮ウール、またはコットンなどで作られます。この層は、ジャケットの形を保ち、体に自然にフィットさせるための重要な役割を担っています。
キャンバス構造には主に3種類あります:
- フューズド(接着芯)
- ハーフキャンバス(半毛芯)
- フルキャンバス(全毛芯)
フルキャンバスはその中でも最も高級な構造です。キャンバスが肩から裾までジャケット前面全体にわたって縫い込まれており、ハーフキャンバスのように胸元だけでなく、全面をサポートします。
この構造は、熟練の職人による高度な技術、より長い製作時間、そして細部への徹底的なこだわりを必要とします。
フルキャンバス構造の優れたメリット
1. 自然で柔らかいシルエットが時とともに馴染む
フルキャンバスは、接着された芯地と異なり「フローティングキャンバス(浮き芯)」として縫い込まれているため、身体の動きに柔軟に追従します。着用を重ねるごとに、キャンバスが体の形を“記憶”し、自然に体に馴染む美しいシルエットを形成します。補正を加えることなく、まるでオーダーメイドされたようなフィット感が得られます。
2. 高い耐久性と通気性
接着芯が時間や湿気で剥がれるリスクがあるのに対し、キャンバス芯は呼吸する天然素材で作られているため、湿気に強く、長期間の使用にも耐えます。特に湿度の高い気候には理想的で、快適さを保ちながらスーツの寿命も延ばしてくれます。
3. 動きに柔らかく対応 – 生きた表情を纏う
フルキャンバス構造は、ジャケットの動きにしなやかさを与えます。歩いたり、腕を上げたり、肩を動かしたりする際にも、ラペルの反りや裾の揺れ、肩のラインに至るまで、全てが自然で立体的。動作のたびに高級感を伴う、生き生きとした印象を与えます。
この期間中にフルキャンバスへアップグレードされたスーツは、まさに時を超える美しさの象徴です。
それは、VBSのフィロソフィー——
「ただの仕立てではなく、個性と気品を形づくる旅」
を体現する一着となるでしょう。



